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[ - ] 画家山岸恒雄氏の世界


JUGEMテーマ:絵画

 

3月21日に紹介した「セザンヌと鉄斎」の著者の山岸恒雄氏が大阪で展覧会を開かれた。

 

そのことを事前に教えていただいていたのだが、関西に出かける用事がなく、

観ないうちに終わってしまったのだが、

先日、山岸氏から出展された作品の写真を送ってくださったので、

こちらで紹介させていただくことになった。

 

どの作品も非常に個性的なもので、私が批評を付け加えるなどおこがましい。

その一方で、何も書かないで画像だけ載せる方が良いのかと迷ってしまう。

ただ、感じたままを記しておこうと思う。

 

全体的に言えるのは、どの作品も蒼い色が基調となっていて、

それが絵に深みを出している。

この「夏の夜」という絵は、夏の宵闇の中に、青い服の女性が佇んでいるものである。

手前がやや明るい青で、右奥に黒が滲んだような青を使って遠近感を出している。

どういう設定で描かれたものかは分からないが、この蒼を使った技法に

山岸氏の感性が感じられると思う。

 

山岸恒雄

 

「滝」と名付けられたこの作品は、

木漏れの中に滝が描かれている。

他の作品でも女性が多く描かれていたので、

この中央の白い部分が女性かと思える。しかし、よく見ると、確かに「滝」である。

水の流れが感じられる。滝というのは、写真家の小島三樹さんがよく撮られているが、

静けさの中に水の爆音が響いているのを一枚の紙の上に表していく作業をされるというのは、

相当難しいものなのだろう。


山岸恒雄

 

面白かった作品の一つが「川床」という絵である。

手前の水たまりの上に、空と雲が映っている。

その雲が妙に写真的な光かたをしていて、

実に、新鮮な視点だと思う。

 

山岸恒雄

 

そして、私が、最も気になった(気に入った)作品が、こちらである。

山岸恒雄

 

この女性の眼が気に入った。眼が生命を感じさせる。

 

そして、光の当たる方向の肌や喉にあたる部分は

忠実に白を使って明るさが出ている。そういう形でパースを表現している。

 

使用されている額も凝っているもので、

優しさを感じる。最後にリビングまで飾ることを意識した額の選び方だと思う。

そして、この絵も青にこだわりがあるように感じられる。

 

次回の展覧会か個展で、ぜひ、直接見てみたいものだ。

山岸氏の作品には、そう感じさせる何かがあるように思う。

 

なお、山岸氏の著作「セザンヌと鉄斎」を紹介した当ブログの記事はこちらです。

http://blog.doyoulikewashi.com/?eid=176

 

 

 

 


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